古鷹散歩

このブログでは山行記録,風景写真,山関連情を中心に掲載しています

石鎚山(保井野から)

今回、私は保井野登山口を起点に、堂ヶ森や二ノ森を巡りながら、石鎚山へと参拝しました。
この保井野ルートは、堂ヶ森と二ノ森を経由しつつ、石鎚山へと至る美しい縦走コースです

基本情報

日程 R4. 07. 24(日)
天候 晴れ
タイム S堂ヶ森登山口07:5409:55梅が市分岐10:22堂ヶ森10:3011:47二ノ森12:2613:01西冠のコル13:38面河分岐13:46三ノ鎖(下)13:53石鎚山・弥山14:2014:21三ノ鎖(下)14:51西冠のコル14:5215:40二ノ森15:5016:59梅が市分岐18:11堂ヶ森登山口18:12ゴール地点G 山行:8時間53分 休憩:1時間25分 合計:10時間18分

アクセス

松山自動車道いよ小松IC出口から、国道11号線を左折、落合橋交差点で斜め左に折れて県道153号線に入る(いよ小松ICより約24km 約60分)

山行ルート


ルート詳細

堂ヶ森登山口から梅ヶ市分岐

登山口まで舗装道路が通じているため、車で行くことができます。登山口付近に駐車場があります。

保井野登山口 駐車場

梅ヶ市分岐までの道


梅ヶ市分岐です。石鎚の稜線上に出ました。

梅ヶ市分岐


堂ヶ森

梅ヶ市分岐を越えて見晴らしの良い笹原を少し進むと、堂ヶ森山頂の巨大な板が見えてきます。

堂ヶ森山頂に到着!山頂に立つ巨大な板は反射板です。
遠方と通信するために電波をこの反射板で跳ね返しています。山頂には三等三角点「堂ヶ森」が設置され標高1689.35mとなっています。

堂ヶ森山頂 反射板

山頂からの展望は良好です。西には松山市街、東を向くと山々の間から石鎚山が見えました。

堂ヶ森山頂 展望

二ノ森

二ノ森は堂ヶ森から東の石鎚山に至る尾根の一つです。山名は石鎚山に次ぐ県内第2の高峰であることからきているそうです、
山頂には一等三角点「面河山」が設置され標高1,929.6mとなっています。

二ノ森 山頂部

二ノ森は東側に展望が広がっています

二ノ森からの展望

石鎚山・弥山

7月の石鎚山は一年の中でも新緑が美しい時期です。

復路

二ノ森から堂ヶ森付近まで霧が出ていました。

感想等

今回は、保井野登山口からスタートして堂ヶ森や二ノ森を経由し、
最終的に石鎚山へと参拝しました。
このルートでは、稜線上に広がる景色豊かな笹原が多く、
四国の山々が見事に望めました。

成就や土河屋コースからのアクセスと比べて、
保井野コースはさらなる登行を求められるルートでした。
梅ヶ市分岐から堂ヶ森、二ノ森へと続く道のりでは、
美しい笹原の稜線が見事に広がっていました。

それぞれの山頂、堂ヶ森、二ノ森、そして石鎚山、どこも素晴らしい眺望があり、
四国の山々の美しさを堪能することができました。
しかし、全体の距離が18km、累計標高差が2000mに及ぶこのルートは、
私にとって少々疲れるものでした。

山行記録R4/06/26_皿ヶ嶺・竜神平

今回は陣ヶ森方面への道を確認するために上林森林公園に訪れました。折角の機会なので、風穴登山口から皿ヶ峰に登ることにしました。
皿ヶ嶺は、愛媛県東温市久万高原町にまたがる標高1270mの山であり、瀬戸内海を望むことができる絶景ポイントです。
登山口周辺には多くの家族連れや散歩客が訪れ、親しみやすい雰囲気がありました。

基本情報

登山日 令和4年06月26日(日)
天候 晴れ
タイム (S)上林森林公園駐車場13:05→13:07風穴登山口13:17→13:56竜神平13:57→14:19行長三角点14:20皿ヶ嶺山頂14:32→14:44竜神平14:57→15:22上林峠15:31→県道209号~16:04上林森林公園駐車場(G)
山行 2時間14分 休憩 45分 合計 2時間59分

山行ルート


ルート詳細

上林森林公園駐車場

上林森林公園駐車場は、車数十台を駐車できる広さがあり、公衆トイレも完備されています。

上林森林公園駐車場

風穴

皿ヶ嶺への登山口付近には、岩穴があり、四季を通じてほぼ一定の風が吹き出すことから「風穴」と呼ばれています。
風穴周辺は、非常に清涼感があり、外気との温度差により霧が発生することがあります。
風穴の中には、青いケシが咲いていました。この植物は本来、寒冷地や高山地帯に自生するものであり、ここで見ることができるのは珍しい光景です。

風穴

風穴登山口から皿ヶ嶺山頂へ

この階段が皿ヶ嶺へのスタート地点、風穴登山口です。風穴の近くにあります。
風穴~上林峠の間は崩土により通行できない。との張り紙がありました。

引地山方面への分岐点です。

分岐から皿ヶ峰方面に進むと、東温市街が見える場所がありました。

道中にベンチのある休憩スペースあり

上林峠と竜神平・皿が峰の分岐です。

竜神平方面と十字路方面の分岐です。皿ヶ峰周辺の案内板がありました。

皿ヶ嶺山頂へ向かう途中には、広大な伐採地がありました。
この場所は皿ヶ嶺山頂よりも展望が良く、瀬戸内海も望めました。


皿ヶ峰山頂

伐採地を通り過ぎると、二等三角点「行長」がありました。三角点を越えて少し先に進むと、皿が峰の山頂に到着します。
周囲には樹木が茂っているため、見晴らしはそれほど広くありません。



皿が峰山頂から竜神平へ

皿が峰山頂から東側へ下って竜神平に向かいます。途中にはロープが設置された場所もありますが、粘土質の土でぬかるみがあるため、足元に注意が必要です。

竜神平方面と畑野川方面の分岐

竜神平到着!

竜神

標高約1150m地点に広がる竜神平。湿原とのことですが、草原のように見えました。愛媛大学山岳会の竜神平小屋があります。

竜神
竜神平小屋 外観
竜神平小屋の内装

竜神平小屋の向かいには、小さな祠が設置されていました。

龍神

上林峠へ

竜神平から上林峠に進みます。途中に風穴方面と上林峠への分岐点があります。上林峠方面に進むと、長い階段が待ち構えています。
公園駐車場へ戻る際には、分岐点で風穴方面へのルートを選択することをお勧めします。

風穴方面と上林峠への分岐
上林峠へ続く階段

上林峠

分岐点で風穴方面と陣ヶ森方面に道が別れます。風穴方面には東温市の注意表示と縄張りがあるため、県道209号線に向かいました。

陣ヶ森方面に進むと、県道209号への分岐があり上林トンネルを通って上林森林公園駐車場に戻ることができます。

上林森林公園 駐車場へ

先ほどの分岐を進んだ先に、すぐに県道209号線にでます。下り方面の道は上林トンネルへと続き、上り方面の道は陣ヶ森山頂に至るようです。

上林トンネルは独特の雰囲気が漂っています。トンネル内は暗く、冷たい風が吹き抜けるため、通行する際には懐中電灯を持参することをお勧めします。

トンネルを抜けた後、舗装された林道をしばらく歩くと、公園駐車場に無事到着します。

上林林道
公園駐車場に到着

感想

今回は陣ヶ森方面への道を確認するついでに、皿ヶ峰へ登りました。

風穴周辺の登山口近くでは、清涼な風が流れており、まるで天然の冷蔵庫のようでした。家族連れで散歩に来る人が多い印象でした。

風穴登山口からなだらかな道を登っていくと、皿ヶ峰の山頂に到着しました。登山道は全体的に緩やかで、草で覆われた場所もなく、登りやすかったです。ただし、山頂は草木に遮られ、見晴らしは残念ながら悪かったです。その代わり、山頂手前の大規模な間伐地で風景を楽しむことができます。

森林帯を抜けて竜神平に出ると、開放感があり、気分が爽快でした。竜神平は湿地だと聞いていたので、一見草原のように見えて驚きました。次回訪れる際には、さらに詳細を確認したいと思います。

ルートの確認だけでなく、展望も楽しめた今回の山行は、充実したものとなりました。

furutakajj5.com

山行記録R4/06/19_赤星山

今回登った赤石山は、愛媛県西予市に位置する、石鎚山脈の支脈である法皇山脈の一峰です。
主要な登山ルートは2つあり、旧土居町野田登山口から皇子渓谷を登るルートと、赤星山南側にある中尾集落から登るルートがあります。
6月に入り、蒸し暑さが増してきたので、涼を求めて皇子渓谷ルートを選びました。

基本情報

登山日 令和4年06月19日
天候 曇り
コースタイム (S)スタート地点11:04→11:06野田登山口11:19→
14:38赤星山14:39→16:17野田登山口→16:19ゴール地点(G)
山行 4時間16分 休憩 59分 合計 5時間15分

地図


コース詳細

野田登山口から

今回の山行では、赤星山の皇子渓谷を登る旧土居町野田登山口を使用しました。登山口前には広場があり、約10台の駐車スペースがありますが、満車の場合は少し離れた場所に駐車する必要があります。また、登山口には登山届を提出するポストが設置されています。

野田登山口 駐車場

流れる川に沿って登山道が続いていく皇子渓谷は、清涼感があって登りやすいと同時に、滑りやすい部分もあります。

このような橋が複数あり、川を右に左に渡渉します。

途中、朽ちた橋がありました。橋の上にある巻き道を通ります。

豊受山分岐までに3つの滝がありました。

機滝
紅葉滝
布引滝

玉簾
美しい緑の苔が生い茂る斜面を流れ落ちる水が、陽光を浴びて煌めく様子は、美しかったです。

玉簾

豊受山分岐→千丈滝分岐

標高650m付近には豊受山への分岐があります。左に進めば豊受山に向かうことができますが、今回は右に進んで赤星山を目指しました。
分岐を過ぎると、岩石が多く散見される道となります。


岩の上を歩く場所がありますが、水分を含んだ苔により滑りやすくなっています。
滑りやすい場所にはチェーンが渡してあります。

千丈滝分岐。赤星山山頂まで約2.5キロ、標高750mほどの地点。
川沿いを進んで千丈滝に向かうルートとの分岐に差し掛かりました。ここから先で再び合流しているため、どちらに進んでも赤星山山頂に向かうことができます。
今回は時間がなかったため、滝を迂回して進んでいきました。

千丈滝分岐

千丈滝分岐→赤星山頂



赤星山山頂

赤星山山頂には標識と三角点が設置されています。山頂部は比較的開けており、瀬戸内海側を望むことができます。ただ、今回は曇り空で残念ながら展望は得られませんでした。

山頂を示す標識
二等三角点「赤星山」(標高1453.16m)

山頂からは、豊受山への道と、津根や中尾へ下るルートがありました。

感想

当日は曇りで山頂部の展望も楽しめませんでしたが、皇子渓谷を登るルートから見ることができる三つの滝と玉簾の美しさに感動しました。
残念ながら今回は時間がなく、赤星山と豊受山を縦走するルートをあきらめましたが、次回はぜひチャレンジしてみたいと思います。

山行記録R4/06/05_笹ヶ峰・ちち山

笹ヶ峰南尾根登山口から笹ヶ峰、ちち山に登った際の記録です。

登山日 令和4年06月05日
天候 曇りのち時々雨
タイム (S)南尾根登山口06:00→07:36_笹ヶ峰_07:57→
08:13_ちち山分岐_08:14→08:28_ちち山_08:34→
08:58_ちち山分れ_08:59→10:31_二股出合_10:50→
11:23_南尾根登山口(G)

山行ルート


ルート詳細

南尾根登山口から笹ヶ峰

今回の山行で使用した南尾根登山口です。道路を挟んで反対側に車数台が止められる駐車場があります。
南尾根登山口は笹ヶ峰山頂に直登できる登山口です。
登山口から標高1500m付近まで急登が続きます。
急登部にはロープが張ってあります。

登山道の途中には休憩場所があり、丸太でできたベンチが用意されています。残念ながら、周囲は樹木で展望はありません。

標高1500m付近から笹が茂りはじめ、樹木が減り始めます。

標高1600m付近からは笹原が広がり、高原状になっています。

笹ヶ峰山頂

笹原を登り続け標高1859mで笹ヶ峰山頂に到着です。
山頂は平坦な広場になっており、山頂を示す標識、三角点等があります。

笹ヶ峰山頂一八五九Mとあります
笹ヶ峰山頂の一等三角点「笹ヶ峰」(標高1859.60m)
笹ヶ峰自然環境保全全域図
笹ヶ峰周辺図

笹ヶ峰山頂からの展望

高知県側には雲海が広がっていました。
高知県からの風が、山脈に当たって平野部に吹き降ろす様子が観測できました。

山頂より展望 高知県方面
山頂より寒風山・伊予富士方面
山頂より ちち山方面

写真ではわかりにくいですが、西条、新居浜市街が見えました。

山頂より西条方面
山頂より新居浜方面

ちち山へ

笹ヶ峰をあとにし、ちち山に移動中。
霧の中に入ったため、視界30mほど


標高1800m付近にあるちち山分岐、左に曲がればちち山に。
直進は巻き道、ちち山山頂を迂回し冠山方面へ向かえます。
巻き道は、笹に覆われコースがわかりにくくなっています。
今回は、ちち山山頂へ向かいました。

ちち山分岐

ちち山 山頂

ちち山分岐から15分ほどで山頂に到着。
岩の上に蔵王権現を祀る祠があります。

ちち山 山頂(標高1855m)

ちち山から一ノ谷分岐へ

標高1720mのちち山別れ
冠山へのルートと獅子舞の鼻へのルートの分岐点です。

ちち山別れ
ちち山別れ 分岐標識

ちち山別れから一ノ谷分岐までの道中ですが、笹が生い茂っている箇所があります。足元が見えにくいため注意が必要です。また、標高が下がるにしたがって樹木が増えていきます。

一ノ谷分岐への道中 笹漕ぎ中
一ノ谷分岐への道中

一ノ谷分岐です。向かって左が二股出合登山口へのルート。直進は冠山へ向かうルートです。

一ノ谷分岐

樹林帯

一ノ谷分岐をすぎると樹林帯に入ります。

緑豊かな森林

下山中に見かけた大木。樹齢100年は超えているのではないでしょうか。

大木

水源

標高1200m付近に水源がありました。

透き通っています

二股出合登山口

水源から進むと砂防ダムがあり、さらに進むと橋が見えてきます。
橋の近くに二股出合登山口があり、道路に出ることができます。

砂防ダムと橋
二股出合登山口

駐車場へ

砂利道を歩くこと1時間程で駐車場に到着です。

感想

当日は曇り予報だったため、展望を諦めて登山を進めましたが、笹ヶ峰山頂で雲海を見ることができ、疲れも吹き飛びました。
下山中に通った樹林帯では、霧のかかった森や苔むす岩、そして時折聞こえてくる鳥のさえずりに癒されました。