古鷹山行記

このブログでは山行記録,風景写真,山関連情報等を掲載しています

山行記録R4/06/26_皿ヶ嶺・竜神平

今回は陣ヶ森方面への道を確認するために上林森林公園へ。
折角の機会なので、風穴登山口から皿ヶ峰に登りました。
皿ヶ嶺愛媛県東温市久万高原町にまたがる標高1270mの山です。

基本情報

登山日 令和4年06月26日(日)
天候 晴れ
タイム (S)上林森林公園駐車場13:05→13:07風穴登山口13:17→13:56竜神平13:57→14:19行長三角点14:20皿ヶ嶺山頂14:32→14:44竜神平14:57→15:22上林峠15:31→県道209号~16:04上林森林公園駐車場(G)
山行 2時間14分 休憩 45分 合計 2時間59分

山行ルート


ルート詳細

上林森林公園駐車場

上林森林公園駐車場

風穴

皿ヶ嶺への登山口近くに岩穴があり、四季を通してほぼ一定の風が吹き出すことから「風穴」と呼ばれています。風穴周辺は、かなり清涼感があり、外気との温度差により霧が出ていました。
風穴の中にはヒマラヤの青いケシが、一輪だけ咲いていました。本来は寒冷地や高山地帯に自生する植物のようです。

風穴

風穴登山口から皿ヶ嶺山頂へ

この階段が皿ヶ嶺へのスタート地点、風穴登山口です。風穴の近くにあります。
風穴~上林峠の間は崩土により通行できない。との張り紙がありました。

引地山方面への分岐点です。

分岐から皿ヶ峰方面に進むと、東温市街が見える場所がありました。

道中にベンチのある休憩スペースあり

上林峠と竜神平・皿が峰の分岐です。

竜神平方面と十字路方面の分岐です。皿ヶ峰周辺の案内板がありました。



十字路

皿ヶ嶺山頂に向かう途中に、広い伐採地がありました。
この場所は皿ヶ嶺山頂よりも眺めがよかったです。


皿ヶ峰山頂

伐採地を過ぎると、行長と呼ばれる二等三角点がありました。
三角点から少し進むと皿が峰山頂に出ます。周辺は樹木が生えているため、あまり見晴らしはよくありません。



皿が峰山頂から竜神平へ

皿が峰山頂を東側に下り竜神平へ向かいます。道中にロープのかかった場所がありました。粘土質の土質のため、ぬかるみに注意が必要です。

竜神平方面と畑野川方面の分岐

竜神平到着!

竜神

標高約1150m地点に広がる竜神平。湿原とのことですが、草原のように見えました。愛媛大学山岳会の竜神平小屋があります。

竜神
竜神平小屋 外観
竜神平小屋の内装

竜神平小屋の向かいに祠がありました。

龍神

上林峠へ

竜神平から上林峠へ向かいます。風穴方面と上林峠への分岐点があり、上林峠方面へ進むと長い階段があります。
公園駐車場に戻る場合は、この分岐で風穴方面に進むことをおすすめします。

風穴方面と上林峠への分岐
上林峠へ続く階段

上林峠

風穴方面と陣ヶ森方面へ分岐です。風穴方面は、東温市の注意表示と縄張りがあったため、県道209号に下ることにしました。

陣ヶ森方面に進むと、県道209号への分岐があり上林トンネルを通って上林森林公園駐車場に戻ることができます。

上林森林公園 駐車場へ

先ほどの分岐を進むと、すぐ県道209号に出ます。
下り方面の道は上林トンネルへ、上り方面の道は陣ヶ森山頂に続いているようです。

上林トンネルはかなり雰囲気がありました。トンネルの中は暗く、冷たい風が吹いています。通る場合は懐中電灯を持っていくことをおすすめします。

トンネルを抜けて、舗装された林道をしばらく歩くと公園駐車場に到着です。

上林林道
公園駐車場に到着

感想

今回は陣ヶ森方面への道を確認するついでに、皿ヶ峰に登りました。

登山口近くにある風穴周辺は、清涼感のある風が流れており天然の冷蔵庫のようでした。家族で散歩に来ている方が多かった印象です。

風穴登山口からなだらかな道を登っていくと皿ヶ嶺山頂に到着。
皿が峰への登山道は全体的になだらかで、草に覆われている箇所もないため非常に上りやすかったです。しかし、山頂は草木により、見晴らしが悪く残念でした。山頂手前に大規模間伐地があるので、風景はそちらで楽しめます。

森林帯から竜神平に抜けたときは、開放感があり気持ちがよかったです。
竜神平は湿地と聞いていたので、一見すると草原のようで驚きました。
次回来たときは、より詳細を確認しようと思います。

今回はルートの確認だけでなく、展望も楽しむことができ実りある山行でした。

furutakajj5.com

山行記録R4/06/19_赤星山

今回登った赤石山は、石鎚山脈の支脈である法皇山脈の一峰です。
メインのルートは2つあり、旧土居町野田登山口から皇子渓谷を登るルートと、赤星山南側にある中尾集落から登るルートがあります。
7月に近づき蒸し暑くなってきたので、涼を求めて川沿いを登れる皇子渓谷のルートを選びました。

基本情報

登山日 令和4年06月19日
天候 曇り
コースタイム (S)スタート地点11:04→11:06野田登山口11:19→
14:38赤星山14:39→16:17野田登山口→16:19ゴール地点(G)
山行 4時間16分 休憩 59分 合計 5時間15分

地図


コース詳細

野田登山口から

今回の山行で使用した野田登山口です。赤星山の皇子渓谷を登るルートです。
登山口前が広場になっており、10台ほど駐車可能です。今回は車で埋まっていたため、登山口から少し離れた場所に駐車しました。登山口には登山届を入れるポストがあります。

野田登山口 駐車場

登山道は皇子渓谷を流れる川近くを登っていきます。

このような橋が複数あり、川を右に左に渡渉します。

途中、朽ちた橋がありました。橋の上にある巻き道を通ります。

豊受山分岐までに3つの滝がありました。

機滝
紅葉滝
布引滝

玉簾。苔の生えた斜面を伝って水が流れてきています。
光を受けて煌めいていました。

玉簾

豊受山分岐→千丈滝分岐

標高650m付近にある豊受山への分岐です。向かって左に向かえば豊受山です。
赤星山に向かうため今回は右へ。分岐を過ぎると岩石の多い道になります。


岩の上を歩く場所がありますが、水分を含んだ苔により滑りやすくなっています。
滑りやすい場所にはチェーンが渡してあります。

千丈滝分岐。赤星山山頂まで約2.5キロ、標高750mほどの地点。
川に沿って進み千丈滝に向かうルートとの分岐です。
再び合流しているため、どちらに進んでも赤星山山頂に向かえます。
今回は滝を迂回し進みました。

千丈滝分岐

千丈滝分岐→赤星山頂



赤星山山頂

赤星山山頂には標識と三角点がありました。山頂部は開けており、瀬戸内海側が見えます。残念ながら、当日は曇で展望はありませんでした。

山頂を示す標識
二等三角点「赤星山」(標高1453.16m)

豊受山への道と、津根、中尾へ下れる道がありました。

感想

当日は曇りで山頂部の展望もなく早々に下山しましたが、道中の3つの滝、玉簾を見ることがで満足です。今回は時間がなくあきらめましたが、赤星山と豊受山を縦走するルートも今度登ってみたいと思います。

山行記録R4/06/05_笹ヶ峰・ちち山

笹ヶ峰南尾根登山口から笹ヶ峰、ちち山に登った際の記録です。

登山日 令和4年06月05日
天候 曇りのち時々雨
タイム (S)南尾根登山口06:00→07:36_笹ヶ峰_07:57→
08:13_ちち山分岐_08:14→08:28_ちち山_08:34→
08:58_ちち山分れ_08:59→10:31_二股出合_10:50→
11:23_南尾根登山口(G)

山行ルート


ルート詳細

南尾根登山口から笹ヶ峰

今回の山行で使用した南尾根登山口です。道路を挟んで反対側に車数台が止められる駐車場があります。
南尾根登山口は笹ヶ峰山頂に直登できる登山口です。
登山口から標高1500m付近まで急登が続きます。
急登部にはロープが張ってあります。

登山道の途中には休憩場所があり、丸太でできたベンチが用意されています。残念ながら、周囲は樹木で展望はありません。

標高1500m付近から笹が茂りはじめ、樹木が減り始めます。

標高1600m付近からは笹原が広がり、高原状になっています。

笹ヶ峰山頂

笹原を登り続け標高1859mで笹ヶ峰山頂に到着です。
山頂は平坦な広場になっており、山頂を示す標識、三角点等があります。

笹ヶ峰山頂一八五九Mとあります
笹ヶ峰山頂の一等三角点「笹ヶ峰」(標高1859.60m)
笹ヶ峰自然環境保全全域図
笹ヶ峰周辺図

笹ヶ峰山頂からの展望

高知県側には雲海が広がっていました。
高知県からの風が、山脈に当たって平野部に吹き降ろす様子が観測できました。

山頂より展望 高知県方面
山頂より寒風山・伊予富士方面
山頂より ちち山方面

写真ではわかりにくいですが、西条、新居浜市街が見えました。

山頂より西条方面
山頂より新居浜方面

ちち山へ

笹ヶ峰をあとにし、ちち山に移動中。
霧の中に入ったため、視界30mほど


標高1800m付近にあるちち山分岐、左に曲がればちち山に。
直進は巻き道、ちち山山頂を迂回し冠山方面へ向かえます。
巻き道は、笹に覆われコースがわかりにくくなっています。
今回は、ちち山山頂へ向かいました。

ちち山分岐

ちち山 山頂

ちち山分岐から15分ほどで山頂に到着。
岩の上に蔵王権現を祀る祠があります。

ちち山 山頂(標高1855m)

ちち山から一ノ谷分岐へ

標高1720mのちち山別れ
冠山へのルートと獅子舞の鼻へのルートの分岐点です。

ちち山別れ
ちち山別れ 分岐標識

ちち山別れから一ノ谷分岐までの道中ですが、笹が生い茂っている箇所があります。足元が見えにくいため注意が必要です。また、標高が下がるにしたがって樹木が増えていきます。

一ノ谷分岐への道中 笹漕ぎ中
一ノ谷分岐への道中

一ノ谷分岐です。向かって左が二股出合登山口へのルート。直進は冠山へ向かうルートです。

一ノ谷分岐

樹林帯

一ノ谷分岐をすぎると樹林帯に入ります。

緑豊かな森林

下山中に見かけた大木。樹齢100年は超えているのではないでしょうか。

大木

水源

標高1200m付近に水源がありました。

透き通っています

二股出合登山口

水源から進むと砂防ダムがあり、さらに進むと橋が見えてきます。
橋の近くに二股出合登山口があり、道路に出ることができます。

砂防ダムと橋
二股出合登山口

駐車場へ

砂利道を歩くこと1時間程で駐車場に到着です。

感想

当日は曇り予報だったので展望はあきらめて登りましたが、笹ヶ峰山頂で雲海を見ることができたため、疲れが吹き飛びました。
下山中に通った樹林帯では、霧のかかった森と苔むす岩、時折聞こえてくる鳥のさえずりに癒されました。